石井宗謙 ― 勝山藩医となったシーボルト門人 ―
石井宗謙 (いしい・そうけん) 1796(寛政8)-1861(文久元) |
真島郡旦土村(現在の真庭市旦土)の出身。シーボルトの鳴滝塾に学び、『日本産昆虫図説』や『日本産蜘蛛図説』などをオランダ語に翻訳し、シーボルトの日本研究を助けた。のち、郷里で医業を開き、勝山藩に召し抱えられたが、やがて藩を辞し、岡山下之町で開業。ついで江戸に移り蕃書調所に出仕した。シーボルトの娘イネとの間にタカ(高子)をもうけている。
真庭市旦土にある石井宗謙生誕地碑
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