石坂桑亀 ― 足守藩医を勤めたシーボルト門人 ―
石坂桑亀 (いしざか・そうき) 1788(天明8)-1851(嘉永4)
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久米北条郡境村(現在の久米郡美咲町境)の出身。初め京都の吉益南涯の門に入り、また大坂の合水堂で華岡流外科を修得し、ついで長崎へ遊学してシーボルトの鳴滝塾に学ぶ。帰郷して福渡(現在の岡山市北区建部町)で開業し、のちに備中足守藩医となる。藩主に献策して藩財政の回復に努め、寵遇を受けたが、辞して倉敷に移り開業した。
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