久原躬弦 ― アメリカで博士号を取得した日本の理論有機化学の草分け ―
久原躬弦 1855(安政2)-1919(大正8) |
津山藩医久原洪哉(宗甫)の長男。津山藩貢進生として大学南校に学び、東京大学理学部化学科を第1回生として卒業。化学会(現在の日本化学会)初代会長となる。アメリカのジョンズホプキンス大学に留学後、東京大学教授・第一高等中学校校長などを経て京都帝国大学教授となり、総長にも就任。日本の理論有機化学の草分けとなり、国際学会で活躍した。 |