斎藤玄立 ― 岸田吟香の幼少期の師 ―
斎藤玄立 (さいとう・げんりゅう) 1822(文政5)-1902(明治35) |
実は福渡村の御船清平の長男。西々条郡馬場村(現鏡野町)の斎藤藤十郎の養子となる。播磨の儒医の前田新に入門して医術の修業を始め、長崎にも遊学したという。修業を終えた後、母の郷里の中垪和谷村(現美咲町栃原)で医師を開業、その傍ら私塾を開き、子弟の育成に努めた。彼に学んだ内の一人が岸田吟香である。 |